3月13日より3日間、台湾民雄青年商会様のご協力により視察を行いました。宮古青年会議所と民雄青年商会とは、1989年川満和彦当時理事長が海外姉妹締結をしたことに始まり、今年は25周年を迎えます。
今回はこの民雄青年商会様の本拠地である嘉義県民雄市において、陳民雄市長含め盛大な歓迎セレモニーを受けると共に、日本統治時代から残る民雄放送所や、阿里山森林鉄路、また会員企業を視察致しました。
民雄放送所は1938年、中国南京より発せられる放送を妨害・心理的効果を目的に、台湾の中心にある民雄市に設立され、当時この放送所より発せられる電波は、中国はおろかヨーロッパまで放送が届く、台湾が誇る世界一の放送所だったそうです。
当時の放送機材(NEC製)は70年以上経った現在も大事にメンテナンスされながら利用されており、建物と共に台湾の方々が大事に残して頂いていることに感銘致しました。
今回の台湾視察により、普段観光ではなかなか行くことのない行程で視察を行うことが出来、また、日本と台湾は政府同士の力ではなく、経済や社会が交流することで、今日の日台関係が築かれてきたことを強く感じ取ることが出来ました。
今後も民間との交流が盛んな日台関係は、今でも世界一親日であると自負する台湾と共に、より強固なものとしてゆく必要性があるように思います。
また今回、台湾民雄青年商会の王会長をはじめとする会員の皆様には、行程における諸々のアポイントで大変お世話になりました。この場を借りて改めて御礼申し上げる次第です。 |