8月4日、5日の二日間に行われた第34回JC杯少年野球大会は高学年、東少年ヤンキース。低学年,下地が優勝し無事に閉会致しました。
宮古島、八重山、岩手県宮古市の31チームが参加し、5会場を舞台に全29試合の熱戦が繰り広げられ、各会場で好プレーが続出し会場をおおいに沸かせました。子供たちの一投一打に歓喜の声が溢れ、子供たちの懸命なプレーに感動したのがとても印象に残っています。今大会は被災地岩手県宮古市から1チームを招待し、被災地の子供たちを地元の少年野球チームの家庭で、ホームステイを通して絆を深め、子供たちが笑顔になって元気になってもらいたい考えがありました。
ホームステイ受け入れの呼びかけに快く受け入れをしてくれた東少年ヤンキースの父母の皆様には心よりの感謝を申し上げます。子供たちが宮古島に到着した初日はどこか緊張した表情を見せていた彼らですが一泊、二泊と各家庭で過ごすうちに子供たち同士の交流や各家庭の交流で、子供たちの笑顔が溢れ、絆を深めていく機会がつくれました。
また、岩手県宮古市選抜チームは震災の影響で練習の場所が確保しづらく、満足に練習が出来ない状況での参加でしたが、試合を重ねるごとにチームとしてまとまっていき、粘りのプレーでベスト4の快挙は、子供たちにたくさんの勇気と夢を与えました。
そして今大会は島内外からの多くの方々からの応援に支えられて開催が出来ました。岩手の子供たちに贈る義援金を集めるために、砂川バットマンの子供たちは宮古島夏まつりの日に街頭募金をしてくれました。まつりで遊びたい気持ちを抑えて街頭に立ってくれたと思います。さらに鏡原小の児童からは、復興の種まきプロジェクトで育てたひまわりの種を被災地でも咲かせてほしいと、ひまわりの種を被災地の子供たちに贈りました。そして、10RUN実行委員会にイベントにお招き頂き、実現した高校生との交流に、宮古市の子供たちが笑顔で高校生と走る姿がとても楽しそうでした。
今回、被災地への復興支援の一環で子供たちを大会に招待しましたが、復興にはまだまだ時間を要します。今回の交流をきっかけに、今後、宮古島と宮古市の交流が深まり、さらなる支援に繋がればと考えています。最後になりますが、今大会の主旨に賛同頂き協力してくれたすべての皆様に心よりのお礼を申し上げさせていただきます。本当にありがとうございました。
社団法人 宮古青年会議所
第34回JC杯少年野球大会 実行委員長 長嶺 雄次郎 |